ローヤルゼリーの品質を確認

ローヤルゼリーの品質

ローヤルゼリーはミツバチが作り出した天然由来の健康食品。毎日摂取するものですから、その品質には徹底的にこだわりたいですよね。ローヤルゼリーの品質を判断する基準についてご紹介します。

生ローヤルゼリーの量で判断

ローヤルゼリーは、生ローヤルゼリーと乾燥ローヤルゼリー、調整ローヤルゼリーという3つのタイプがあります。生ローヤルゼリーは採取されたものに加熱・乾燥加工を施していない自然そのもののローヤルゼリーですが、残りの2つは違います。特に調整ローヤルゼリーは多くの添加物が含まれている場合があります。生ローヤルゼリーでないものを選ぶ場合は、生ローヤルゼリーに換算するとどのくらいの量になるのか表示してあるものを比較し、できるだけ多く配合されているものを選ぶと良いでしょう。

デセン酸の量で判断

ローヤルゼリー特有の成分としてデセン酸が有名ですね。ローヤルゼリーを選ぶ際は、このデセン酸の含有量を基準にするのがおすすめです。生タイプのローヤルゼリーなら、原料の植物の種類によっても異なりますが、新鮮なものほど含有量が多くなっています。2~3パーセントの含有率のものが多く流通していますが、中には5パーセントを超えるものもあるようです。乾燥ローヤルゼリーは、乾燥加工によって濃縮されているため含有率は高く、平均して5パーセント程度です。調整タイプのローヤルゼリーでは、デセン酸の含有率は製品によって大きく異なります。

公正取引協議会の認定

日本では、ローヤルゼリー公正取引協議会という機関が、高品質のローヤルゼリーかどうか認定を行っています。基準のひとつに、さきほどご紹介したデセン酸の含有量があり、生タイプなら1.4パーセント、乾燥タイプなら3.85パーセント、調整タイプなら0.21パーセント以上の含有量のものだけが認定されます。この他にも、水分量や大腸菌の有無といった品質基準、衛生状況や加工設備に関する基準、表示規格など厳しい審査を行っています。この公正取引協議会の認定マークがあるかどうかも、購入の際に気にしてみると良いでしょう。

産地や有機栽培

また、ローヤルゼリーの産地やオーガニックローヤルゼリーであるかどうかも判断基準になります。日本で消費されるローヤルゼリーのほとんどが外国からの輸入に頼っています。野菜やお肉などと同様、国産のものは輸入ものより高価ですが、衛生面や安全面での安心感があります。外国産といっても、マヌカハニーの原産国としても有名なニュージーランドでは、養蜂に適した環境であるためローヤルゼリーの品質も良く、日本のものより高価である場合もあります。また、オーガニックのローヤルゼリーは非常に希少ですが、農薬や化学肥料の影響がないため、より健康にも良いといえます。

ローヤルゼリーを選ぶ際は、しっかりと品質の良いものかどうか確認し、誤って粗悪なものを買わないようにしましょう。目を引くキャッチフレーズに騙されず、ご紹介したポイントを参考に選んでみてくださいね。